闘病記 2011年5月22日


昨日は緊張で眠れずにいたと言う。今日も引き続き緊張が有ると言う。
一人でいると色々考えてしまうと言っていた。誰かと話すことで心の均衡を保っているという。
かねてから、彼女が信頼を寄せる看護師に思いを話したそうだ。

「今、歩ける笑える自分が、命尽きようとしている事が信じられない。その状態で自ら、移植を
選ぶ事、移植が出来る事が幸せな事で有る事を理解しているが、どこかで恐怖と戦っている自分がいる」

一番の恐怖は、みんなの声が届かない所に自分が行く事だ言う。だから目に焼き付ける様に
言葉を読んでいる、
景色を見ている、
声を聞いている、
話している、
笑っている。

体は好調で手術に対する不安は無いそうだ。ドナーのお母さんも関西に到着。明日一日自由な時を過ごし、
明後日は移植に備えた一日になる。延期の可能性が有るとすれば 急患が出たとか、急な体調変化が有ったら
と言う時だけ。

いよいよ5月25日手術が敢行される。

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